三年かけて、やっと日本一に・・・(Part2)

コトログ

こんばんは、takeです。
前回、途中でイヤになって終えた富士登山の続きです。
一年目、二年目と不運にも断念せざるを得なくなった三人は、いかにして登頂を果たしたのか!?
的な大げさな話は無いのであしからず・・・。

【三年目】2013年夏

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さて、二年も連続で失敗すると、人間、自信喪失するもんです。
「俺らって富士山に嫌われてる?」「そもそも山登るようなタイプじゃないよね?」
もはや現実逃避とも思える発想に陥り、先行き不安な感じ。

けど、「日本人は登っとかなきゃいけない!」という確固たる想いもあり、策を講じることに。
それが“人数増やす大作戦”です。
FBでグループを作り、登りそうな奴らを適当に招待。
富士山熱を高めつつ夏を待つという案。
これが意外とうまくいき、なんだかんだで六人編成のパーティーが出来上がりました。
しかも、ウチ二人は遠く松山から飛んでくるという・・・。
ありがたいことですね。
そんな訳で日程も決まり、カメラグッズを買ったり、バスを調べたりと、着々と準備を進めたんだよね。

そういや、富士山は今年遂に世界遺産入りを果たしたんだけど、そのせいかマイカー規制の期間が長くて、
過去二年は五合目まで来るまで行けたのに今年はIC付近で駐車場に停めるハメになった。
つまり、ICから五合目までの移動手段っていう心配事が増えたわけよ。
やだねぇ。

さて、登山当日の話。
俺と友人F、ニューカマーの新郎H(6月に挙式)は18時に新宿集合、
かたや友人Tとニューカマー新婦Y、旧友Yは19時羽田という布陣で臨む。
まぁ、当然19時は過ぎるわけで、金曜日の(?)渋滞も加わって富士吉田ICについたのが23時半。
シャトルバスは23時が最終だったので、2台のタクシーに分乗して行くことに。
片道¥15,000-x2という引くに引けない理由を作りつつ五合目・富士吉田口に到着したんだけど、
着いてみると驚くほどの強風じゃん?着替えとか飛ぶんじゃね?みたいな状態・・・。
高地順応のため一時間ほど待機してたんだけど、弱まる気配無し。
結局「一年目{雷雨)よりマシだよね?」と言い聞かせ、誰も動かない待機所から颯爽と歩き出した。

登れども登れども 風は弱まらず。
遂には七合目で、前から来た人に「すぐそこで止められちゃって、帰されました。」なんて言われる始末。
あれ?ホントに富士山に嫌われてる?
まぁ、ボチボチ疲れもあって、なんなら簡単に諦められる勢いだったんだけど、そこは“人数増やす大作戦”でナイスカバー。
新郎Hが果敢に単独突破を試み、しばらく経って「いけるで!」との連絡。
パイセン、心強いッス。
そんな訳で登山続行と相成ったわけだ。

その先は特段のトラブルもなく、7.5合目でご来光を拝み、そこそこすんなりと八合目着。
遂に俺らも未知の世界に踏み出すことになった。
ちなみにその時点でも、都会の荒波のごとく押し寄せてる風。
なんならチラホラ雨も降っていて、結構体力削られる感じ。
なんだかんだで、頻繁に休息をとることになっちゃったなぁ。
基本、水やら酸素やらおやつやらは新婦Yと旧友Yに任せちゃってたから、毎度オネダリをしつつ登る。

気がつくと周囲は人で溢れていた。
山小屋泊な人たちが活動し始めたんだろうね。
もう自分たちのペースとか行ってられる状況じゃなくなってたけど、進まざるをえない感じとか、逆に良かった?
誰一人欠けること無く、無事山頂にたどり着くことができた。
バンザイ!

山頂では絵馬を書き、味噌汁やらコーヒーやらで体を温めた。
そしたら、輝が抜けたのかな?みんなして「頭痛い・・・」と言い出す始末。
おハチ周りを予定してたんだけど、満場一致で下山することに。
まぁ、下山は残ったエネルギーを振り絞って降りただけなので、特に書くこともないな。
強いて言うなら「下りのほうがツラい」ってことくらいか。

下山後はさくっと駐車場へ。
富士急でやってたシドのライブを聴きながら、車で着替え。
その後、みんなの希望で温泉へ。
温泉嫌いな俺も流石に汗を流し、恒例のほうとう→カフェという運び。
東京に着いたのが22時くらいかなぁ。

今回はみんなに助けられた登山になったよ。
友人Fはいつも運転してくれるし、新郎Hは突破口を開いてくれるし、
新婦Yと旧友Yの女子チームは配給くれるし、友人Tはみんなの表情も写真に撮ってくれるし・・・。
俺は言い出しただけで何もしなかったなぁ。
今後もそんなポジションを貫こうかと思います。
ってことで、三年かけて、やっと日本一に!
みんなありがとう。

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